【メモ】Debian squeezeにWordPress日本語版をインストールする
世の中の多数はWordPressの開発環境をXAMPP for WindowsとかXAMPP for Mac, MAMPとか上に構築するのでしょう。しかしウチのメイン環境はUbuntuということもあり、Ubuntu上でVirtualBoxのゲストOSとしてDebian GNU/Linux 6 squeezeを導入し、そこでWordPressを動かしてみます。
Debianには最低限、taskselで「ウェブサーバ」「SSH サーバ」を入れておきます。
ここでDebian仮想マシンのhostnameはdebian01とでもして、宅内のどこからでもsshでログイン出来るようにしておきます。debian01にはIPアドレスとして192.168.11.100とかでも割り振っておきます。基本Ubuntuから作業しますが、クライアントがWindowsの場合は
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts
に
192.168.11.100 debian01
とでも書いておくと幸せになれると思います。私はWindowsではTera Term使ってます。
Debianにインストールするパッケージですけど、お手軽に環境構築したいんですが、先に tasksel で「ウェブサーバ」(Apache)を導入しましたので、多分
#aptitude install mysql-server php5 phpmyadmin
で足りると思います。Debianには wordpress もありますが少し古いし英語版なので、後から最新の日本語版を設定します。
WordPressのインストールには、後から苦労する前に、予めWordPress 日本語ローカルサイトやWordPress Codex 日本語版に目を通しておくと良いです。
WordPress日本語版はWordPress 日本語ローカルサイトから.zip版または.tar.gz版をダウンロードします。Ubuntuなら.tar.gz版をダウンロードしておいたほうがパーミッションを後からいじらなくても良いので良いような。ダウンロードして展開したら、Debianの /var/wwwに置いて /var/www/wordpress などとします。
Debianには先にphpmyadminを導入してあるので、phpMyAdmin の利用を参考に先にデータペースとユーザーを設定します。例えば
データベース名:wordpress
ユーザー名:wordpress
パスワード:任意の文字列
上記ができたら、インストールスクリプトを実行します。Debianのhostnameをdebian01としているならば、Webブラウザから
http://debian01/wordpress/wp-admin/install.php
にアクセスします。ここでphpMyAdminで設定したデータベースとユーザー名、パスワード、データベースのホスト名、テーブル接頭辞を入力します。データベースのホスト名はphpMyAdminで設定した localhost にしておきます。
「wp-config.php
ファイルに書き込むことができません。
wp-config.php
ファイルを手動で作成し、以下のテキストをペーストできます。」
と怒られるので、その指示通りにします。上記でWordPressは動くと思います。
rootで作業しているのでディレクトリやファイルのオーナーはrootだけれども、実際に記事を書いて画像をアップロードしようとすると権限がないと怒られます。Apacheのユーザー名やグループ名はwww-dataなので。回避するには、どうせ開発環境なので、/var/www/wordpress/wp-contentのPermissionを777にしておきます。テスト環境や本番環境は例えばさくらのレンタルサーバを使いますが、そこでのWordpressの設定はこんなのなので、ディレクトリのパーミッションをいじった記憶はないんですけどねえ。
WordPressが生成するURLをデフォルトのものからカスタマイズするにはApacheのmod_rewriteモジュールを有効にする必要があります。
# a2enmod rewrite
それだけだとハマります。/var/www/wordpress に .htaccess を置いて、書き込み可をするためPermissionは 666 にしておくと。rootだけでなく、Apacheのユーザーであるwww-dataも書き込めるようにですが。で、Debianなら /etc/apache2/sites-available/default の AllowOverride を None から All に変更して、
<Directory /var/www/>
Options Indexes FollowSymLinks MultiViews
# AllowOverride None
AllowOverride All
Order allow,deny
allow from all
</Directory>
Apacheを再起動します。
# /etc/init.d/apache2 restart
あと、プラグインを更新しようとすると接続情報として「要求されたアクションを実行するには、WordPress が Web サーバーにアクセスする必要があります。 次に進むには FTP の接続情報を入力してください。 接続情報が思い出せない場合は、ホスティング担当者に問い合わせてください。」と出ます。手っ取り早いのは、プラグインを更新するときだけwordpressのディレクトリのオーナーユーザーを www-data に変え
# chown -R www-data /var/www/wordpress
とやって、更新し終わったら root に戻す。
# chown -R root /var/www/wordpress
美しくないやり方ですが、開発環境なので動けばよい。もちろんこんなやり方はテスト環境、ましてや本番環境では勧められませんけどね。さくらのレンタルサーバだとこういうことは意識しなくていいんだけど。
基本的に ubuntu なり Windows から ssh で Debian にログインして vi(vim) 使ってファイル書き換えております。 ubuntu box の方は前から HHK lite2 英語配列版を使っておりますが、Windows PCでも普通の英語配列キーボードでは使いづらくて、 HHK lite2 英語配列版をポチりましたよ。
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