4月18日(月)、妻と石川県立音楽堂に『仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて 大震災からの復興支援コンサート』を聴きに行きました
サキソフォン奏者筒井裕朗さんとピアノの堺洋子さん、ハープの上田智子さんが音楽堂2F、カフェコンチェルトでプレコンサートを行うということもあり、妻と復興支援コンサートを聴きに行くことにしました。
仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて「大震災からの復興支援コンサート」開催決定! 2011年04月02日
東日本大震災で被災した仙台フィルハーモニー管弦楽団を、がんばる被災地のメッセンジャーとして迎え、「大震災からの復興支援コンサート」を開催いたします。
皆様の温かいご支援をよろしくお願い申し上げます。2011年4月18日(月) 19:00開演(18:15開場)
石川県立音楽堂コンサートホール指 揮:井上道義、山下一史
リーダー&ヴァイオリン:安永 徹
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢
曲目:シューベルト 劇音楽「ロザムンデ」より
シベリウス フィンランディア
ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界」から ほか
料金(支援義援金を含む)
全席自由 ¥5,000 大学生以下¥2,000
※未就学児は入場できません。
問 合:石川県立音楽堂チケットボックス TEL.076-232-8632【趣意書】
4年前、時節も同じ3月、石川県は能登半島地震の災害にみまわれました。
多くの家屋が倒壊し、避難生活を余儀なくされた人々をはじめ、被災された一人ひとりの痛みや、困難と苦労は、今回の「東北関東大震災」とは、その全体の規模では比べものにならないものの、全く同じであります。
当時、石川県能登半島に全国から寄せられた、物心両面にわたる多くの支援は、被災地復興への勇気を与えてくれました。石川県民は、全国からお寄せいただいた支援を決して忘れません。
このたびの未曾有の大震災に際し、今、私たちオーケストラ・アンサンブル金沢にできることは何かを問うています。義援金募集活動、物資の提供など、全国の皆さんと同じような活動が県内で始まっていますが、私たちオーケストラ・アンサンブル金沢、石川県立音楽堂だからできる支援は、やはり「音楽」を通しての支援ではないかと考え、このたび仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎え、「大震災からの復興支援コンサート」を開催することといたしました。
仙台に本拠地を置き、公演活動を続けていた仙台フィルハーモニー管弦楽団は、演奏活動の中止を余儀なくされる中、被災地で必至に希望の灯を届けるべく活動を開始しました。「音楽」は、来るべき復興への道筋を照らす、心のよりどころであることを信じながら、同じ被災者として賢明に活動し始めた仙台フィル。私たちオーケストラ・アンサンブル金沢、石川県立音楽堂は、被災地のメッセンジャーとしてがんばる仙台フィルの姿を通して、多くの被災された方々へ、熱い支援を送りたいと思います。
平成23年4月2日(財)石川県音楽文化振興事業団
オーケストラ・アンサンブル金沢
石川県立音楽堂【発起人】
谷本 正憲(石川県音楽文化振興事業団理事長 石川県知事)
山野 之義(石川県音楽文化振興事業団副理事長 金沢市長)
深山 彬(石川県音楽文化振興事業団副理事長 石川県商工会議所連合会会頭)
井上 道義(オーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督)
山下 一史(仙台フィルハーモニー管弦楽団正指揮者、初代オーケストラ・アンサンブル金沢首席客演指揮者)
池辺晋一郎(石川県立音楽堂 洋楽監督)
駒井 邦夫(石川県立音楽堂 邦楽監督)
安永 徹(ヴァイオリニスト 前ベルリンフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスター)
市野あゆみ(ピアニスト)
コンサート情報
仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて「大震災からの復興支援コンサート」
2011年4月18日(月) 19:00開演(18:15開場)
石川県立音楽堂コンサートホール指 揮:井上道義、山下一史
リーダー&ヴァイオリン:安永 徹
管弦楽:仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢※曲目を更新しました(2011.4.16)
曲目:
<献奏>バッハ/管弦楽組曲第3番より 「アリア」
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」より “序曲”
シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」より
シベリウス/交響詩「フィンランディア」
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」入場料:全席自由 一般5,000円、大学生以下2,000円(支援義援金を含む)
※入場料収入から、公演経費(仙台フィル移動費、宿泊費等)を除いた全額は、被災された方々への復興のための資金として仙台フィルに預託します。※大震災で被災され、石川県内に避難されている皆様をご招待いたします。
ご希望の方は公演当日、石川県立音楽堂1F正面入口の「ご招待受付」にいらしてください。※未就学児の入場はご遠慮ください。
18:15、入場
チケットをもぎってもらった後、18:45までプレコンサートを聴いておりました。
19:00開演。先に献奏。ステージに仙台フィルハーモニー管弦楽団(以下SPO)のヴァイオリニストの方が一人立たれ、亡くなられた方々の御冥福を祈って、拍手はご遠慮下さいとの事。一旦下がり、それからSPOとオーケストラアンサンブル金沢(以下OEK)の弦全員が入場。バッハ/管弦楽組曲第3番より「アリア」を演奏。私は音楽は高校の時に吹奏楽部にいた程度なのでクラシックとか詳しくないのだけれど、後の指揮者からの解説で、アリアは通常四重奏が多く、これ程大人数での演奏は経験がないとのこと。四重奏をCDとかで聴くと繊細な印象を受けるけれど、今回の演奏は悲しみの中でも力強さを感じさせるものだった。弦、一旦退場。
SPOとOEK全員入場、以下熱情のこもった演奏。
グリンカ/歌劇「ルスランとリュドミラ」より“序曲” 演奏:OEK & SPO
シューベルト/劇音楽「ロザムンデ」より間奏曲第1,3番 演奏:SPO
シベリウス/交響詩「フィンランディア」op.26 演奏:SPO
--休憩--
ドヴォルザーク/交響曲第9番「新世界より」op.95 演奏:SPO & OEK
アンコールでNHK大河ドラマ「利家とまつ」と「独眼竜政宗」のテーマ曲。
カーテンコールでの観客のスタンディングオベーションに、SPOの楽団員の幾人かが泣かれていた。ああ、この先まだまだ長いのだなと思う。帰りにSPOの楽団員の方が見送りに立っておられて、お辞儀して帰ってきた。
西日本、後方の地の私としても日本赤十字社経由での義援金を送ったりもするのだけれど、この先おそらく10年単位での復興にモチベーションを保ち続けられるのだろうかという恐れが正直なところある。元気玉を作るために日常生活の中から少しだけ分けるようになっていくだろうけれど。けれど今回のように好きな音楽で、SPOの方々が演奏などしていただくと、私の側もこの先長い復興期間も後方でのモチベーションを保ち続けることが出来るような気がする。
オーケストラアンサンブル金沢 News & Topics 【Photo】大震災からの復興支援コンサート 2011年04月18日
中日新聞:シンフォニー 復興願い込め OEK 仙台フィル招き合同演奏:北陸写真ニュース:北陸中日新聞から(CHUNICHI Web)
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