僕が佐野元春のファンであり続ける訳
そろそろ佐野元春の新しいアルバムが発売されますが、初回限定版を買うかどうかはわかりませんけれども、多分買うと思います。そもそも、どうして現在に至るまで僕は佐野元春のファンであり続けているのだろう。佐野元春がデビューした1980年はちょうど私が中学1年生になった年だった。ロックンロールはティーンエイジャーの為の音楽である。その音楽ジャンルの中で、元春は髪の毛にグリースを塗りたくる暴力的なタイプではなかった。僕は元春の創る楽曲にも惹かれたけれども、むしろ彼が書く文章やインタビュー記事に力をもらってきた様な気がします。知的であったということかな。
音楽的にそもそも佐野元春に出会ったのは、友人が大滝詠一の大ファンで、それがきっかけでナイアガラ・トライアングルVol.2で歌っていた元春を知ったことから。実はそのアルバムでは杉真理の方が好きだったのだけど。でもこのアルバムがきっかけで佐野元春がDJを務めるNHKサウンドストリート、元春レディオショーを聴くようになった。DJとしての元春はどうしてこんな古い曲を知っているんだろうと不思議に思っていました。そうこうしているうちに元春はニューヨークに行ってしまうし。
元春の初期3部作はティーンエイジャーの為の甘いロックンロールという風に思います。けれども元春がニューヨークから帰ってきて提示したアルバム、ヴィジターズはとてもシリアスなアルバムでした。今でも元春のアルバムの中で1番好きなのは『ヴィジターズ』なんですけれども。上の世代の人達はなんて凄いアルバムを創るんだろうと強烈に心を撃ち抜かれたものでした。
’80年代後半の元春のアルバムって、なんだか出来不出来が激しかったような気がしますが『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』はプライベートでも色々会った事もあり凄く印象に残っております。その後はなんだかコンスタントにアルバムを提示していった感じ。聴いている分には良いのだけれど、聴いてそれで終わりな感じ。最近はあまりオリジナルアルバムも出さなくなっていて、それが淋しかったりもします。今度発売されるアルバムもセルフカバーだし。
NHK教育テレビで放送された仕事も素晴らしいとは思うのですが、ファンが待ち望んでいるのはオリジナルアルバムだと思うんです。だから、オリジナルアルバムが出るまで、気長に待っていなければならないのかなあ。
« #hijitsuzai #kisei #kisei #kisei_ishikawa #ishikawa 東京都の青少年健全育成条例改正案の可決が石川県に与える影響とそれに対する対抗策について意見を下さい | トップページ | クラウド型の無料オンラインストレージサービス ドライビーのアカウントを作ってみた »
「音楽」カテゴリの記事
- 街を歩く(2012.12.19)
- 決定力不足(2011.08.26)
- 4月18日(月)、妻と石川県立音楽堂に『仙台フィルハーモニー管弦楽団を迎えて 大震災からの復興支援コンサート』を聴きに行きました(2011.04.19)
- 僕が佐野元春のファンであり続ける訳(2011.01.10)
- いいかげんオリジナル新作を出してくれ(2010.12.02)
この記事へのコメントは終了しました。
« #hijitsuzai #kisei #kisei #kisei_ishikawa #ishikawa 東京都の青少年健全育成条例改正案の可決が石川県に与える影響とそれに対する対抗策について意見を下さい | トップページ | クラウド型の無料オンラインストレージサービス ドライビーのアカウントを作ってみた »
コメント