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2008年9月14日 (日)

新聞を読んで気になったのでメモっておく

北陸中日新聞2008年9月14日(日曜日)12版 10面 読書 テーマで読み解く現代
女性(上) 山下悦子
茨の道は続く 橘木俊詔著『女女格差』ほか

女性は今まで学歴や職業や所得などで男性ほどには差別化されることがなく、ある意味、そのような価値尺度から自由だった。が、今はそうではないようだ。橘木俊詔『女女格差』(東洋経済新報社)は、データを駆使し、クールに女女格差の現状を記す。低学歴(中卒・高卒)、高学歴(普通の大学)、超高学歴(名門・難関大学)と三極化する学歴層、正規労働・非正規労働、一般職・総合職、結婚・離婚、子供の有無、容姿の美醜等々。学歴が似たもの同士が結婚する傾向にあり、医者同士の夫婦と低学歴夫婦の所得格差は歴然となる。橘木氏は緻密な実証により「女女格差の存在は実は男女格差から生じたものが多々ある」と導く。極端な話、低学歴で不美人で非正規雇用で親が貧乏で地方出身で才能なしの女性はどうしたらいいのと、救われない気分になった。

上の世代の女性のように結婚という「逃げ道」(?)があればいいが、山田昌弘・白川桃子『「婚活」時代』(ディスカヴァー携書)を読めば、それも茨の道。若者の四人に一人は結婚できず、就職活動なみの結婚活動=「婚活」が必須で、「稼げる女性」がモテるとか。しかしこのような言説は不安を煽り、人々を差別化するだけだ。誰がこのような社会にしたのかが問われるだろう。立木信『若者を喰い物にし続ける社会』(洋泉社新書)は世代間格差の正体を見極め、若者を弱い立場に追い詰める上の世代の責任と欺瞞性を明確にしている。

また「格差不安が拡大しつつある時代には公共精神や連帯性は生まれない」という名言を吐く金子勇『格差不安時代のコミュニティ社会学』(ミネルヴァ書房)も必読書だ。金子氏は、「事実としての格差」と「不安としての格差」の両面から格差をとらえる。人はどこで格差を強く感じるのか、所得かくさや地域格差などの事実としての格差とその克服を追求するのだ。金子氏は日本の格差不安の根源にある「少子化する高齢社会」を分析し、少子化対策に見る「学者のウソ」や中央官庁の「誤った政策」を検証してきた。一見、女性の味方に見える男女共同参画の政策が、実は女性を分断化し、女女格差を助長してきた事実が見えてくるのである。

今日はこの辺で力尽きた。後日、上記の本を読んでみることにしよう。

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